空想地図を描き進める。(1998〜2003)

都市のリアリティを追求する。
「宝の地図を描く」ような趣味は、多くの人は小学校低学年で卒業します。
小学校高学年になってくると、ゲームやバトル鉛筆、ミニ四駆といった、
社会や大人が提供する遊び方を取り入れることで、マイブームの世界を卒業します。

しかし…
その世界に入れず、原始的な趣味を続けていました。
大人の作った趣味に密かな対抗をすべく、地図はリアリティ追求の道を歩みました。

「中村市」の模索 (1998〜2002, 小6〜中2時)
小学校5年の1月、「中村くん」が転入生としてやってきました。
中村市ができたのは、彼から名前をもらったのが始まりです。しかし「読み方は変えてくれ」という本人の要請により「ちゅうそんじゃキビシイしな…」ということで、なぜか当時の私が「なごむる」にしてしまいます。

何度も描き直しを繰り返し、今に至ります。
おおざっぱな位置関係は同じですが、位置関係や距離感に多少の違いがあり、現在公開しているものは6訂版をもとにグラフィックを整え、加筆修正したものです。
中村市 1訂版 (1997年, 小5頃)
こちらは描き始め、小学校6年の頃です。
徒歩20分圏内に農地も現れるような、人口10〜20万人程度の都市として描かれています。(1訂版)

中村市 2訂版 (1997年, 小6頃)
初訂版とほぼ変わらない時期ですが、複数の鉄道会社+地下鉄を描いています。まだ自治体名・町丁目を入れていませんが、この交通網からして政令指定都市の予感がしつつ、しかしその割には人口が少なそうな匂いがしつつ。この矛盾から、次の描き直しがスタートします。(2訂版)

中村市 4訂版 (1998年・中1頃)
…とはいえ、豊富な鉄道網の割に100万都市を描くにはちょっと遠かったようですが、少し丁寧に描き直した模様です。

中村市 5訂版 (1998年・中1頃)
いよいよ、政令指定都市・中村市の登場です。区割りが登場、ついでに湖まで登場。ここで中村駅・平川・出ノ町の3都心の位置関係がかたまります。(1998年、中1時)

中村市 6訂版 (1998年・中1時)
市の南部(郊外)の傾斜地を描いてみたいという思いつきで描かれたものです、傾斜地っぽい路地の描き方には少し工夫が必要です。

中村市(1998年・中1頃)
内陸の都市で水運が発達しにくいことは分かりつつ、水路を張り巡らした都市を描きたかった。水の都・中村市の第1弾。

中村市(1998年・中1頃)
続いて、水の都・中村市の第2弾。

「中村市」の形が固まる。(第6訂, 2001, 高1時)
そして2001年(高校1年時)、中村市の試行錯誤は一旦の終着点を見ます。6回の改訂を経て、細かい街並みや、それぞれの街のつじつまが合う…最低限納得できる形が描かれました。中村駅・平川・出ノ町、そして郊外のニュータウンとして新中村、外郭の街として中ノ宮、荒蓋ができてきます。こうしてようやく、人口規模としても交通網としても成り立つものとなりました。
100円未満の模造紙を4×4折りにし、(折ると1区画がA4程度の大きさになる)、より全体を見ながら描けたのも大きかったですが、途方も無い紙の大きさなので、「この地図は一体、完成するのか…」という疑わしさを持ちながら、気が向くときだけ書き進めて、ここまでに至りました。
中村市 第6訂(2001, 高1時)
結果、全ての紙を埋め尽くすことなく、未完成のまま止まりましたが、そのまま画像としてスキャンし、Illustratorでトレースし、完成しそうな部分から着色していくことで、中村市 地図の閲覧ページでご覧いただける地図ができていきます。
「中村市」以外の都市地図の模索  (1998〜2002, 小6〜中2時)
※ただいま準備中です。