空想地図の使い方

空想地図の実用性?
結論から言うと、皆さんもお察しの通り、空想地図の実用性は基本的にありません。基本的には、作ることで利するものも、見ることで利するものもありません。とりわけ私は何かを組み立てたものを披露するのではなく、地図という妄想材料を多分に用意するので、「自由に空想しましょう」というスタンスです。

空想地図だとフラットに入りやすい?
これは私も不思議なことですが、地図が苦手な人が、この空想地図を進んで見ていることがあります。地図は基本的に難しいものではなく、
・ゴチャゴチャ描いてあるところは人が多い
 ↕
・何も描いてない所は人が少ない
くらいのシンプルなものです。その他、直線的なところは平地か計画的なところ、曲線的なところは傾斜地か自然的なもの、くらいのシンプルな実像と印象の組み合わせです。

しかし、何が地図を難しくさせているのでしょうか。
それは、地図の実用的用途である、「現在地と目的地を対照し、その経路を読み解くこと」です。しかも、慣れたところなら地図を見る必要はなく、地図を見るときは大抵初めてか、迷ったときかです。つまり、一般的には比較的切羽詰ったときに、現在地と目的地と経路を読み解く必要に迫られる、苦しい作業なのだと思います。

空想地図は、まず現在地も目的地もありません、というかあり得ません。切羽詰ったときには見ない方が良いと思います。つまり、世界を映したただの絵に過ぎないのです。用途や目的があるとこの事実を見失いがちですが、空想地図であることで、フラットな絵として見ることができると思います。

答えのない、自由な空想のフィールド
この地図を読む人が空想する世界に、正解はありません。例えば「平川で親父と釣りをした」と空想しても、「平川の臭いはきつく、とても生き物の息づくところではなさそうだ。」と空想しても良いのです。小説や絵のモチーフに使うとしても、正解のある現実よりも空想の自由が効きやすいのです。

また、「どこに住みやすいか」を考える際、現実だと家族や同居人、今の仕事の制約から、今の沿線から動けなかったり、そもそも家を変えにくかったり、仕事を変えられなかったりすることもあるでしょう。パラレルワールドである空想世界では、現実のロジックはありつつも、現実の設定を一旦置いて、まっさらな状態でシミュレーションすることができます。

シミュレーションといっても、現実的だけど、まっさらで自由な空想が可能なフィールド、と言えるでしょう。